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ともあき

香川県生まれ。ビジネス系雑誌、ウェブ編集に従事。歩くこと、登ること、仏像骨董古民家など古いもの、好奇心をくすぐるネタが好物です。未知の土地を歩き、初めてのものを食べるのが無上の楽しみ。

この本に込めた思い

 

大きくなったら、何になるのかな? と考えるのが楽しかったです。

いろいろな仕事の一番初めは、どんなふうに始まったのか考えるのが好きです。

ある場所ではありふれていても、ここではないどこか、誰かに届けることで輝くものがあります。貿易を天職にしたある方の最初のお話を聞いたときに、南国のフルーツを売って旅をする「きみ」の姿が動き出しました。

​コロナで行きづらくなってしまった、南の島々への憧れも多めに込めました。

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ある村に住む女の子は、ちょっとかたいバナナしか食べたことがありませんでした。ある村に住む男の子は、ちょっとすっぱいパイナップルしか食べたことがありませんでした。
ヤシの実をひろってジュース屋さんになった「きみ」は、ジュースのお礼にもらったかたいバナナとすっぱいパイナップルを持って、旅に出かけます。くいしんぼうのオウムが案内する「おいしくてめずらしいくだものが何でも手に入る、ゆめのようなばしょ」を目指して……

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