里見れい

作家紹介

幸せと、少しの笑いを届けるものづくりを目指し、広告代理店で日々精進中。元設計士。

趣味の弦楽器では、指が弱いせいで良い音が出ないと思い、３歳から壁で指立て伏せをするという謎の苦行を15年間続けた。発芽は遅いタイプ。今ではビオラを弾くことは大切な楽しみ。

小学生の『わたし』は、クラスのみんなとチューリップのきゅうこんを植える。友達のチューリップが順調に育つ中『わたし』のチューリップだけは芽が出ない。一方、土の中のきゅうこんは様々なものたちと出会いながら地中を進んでいく。

「何をやってもうまくいかない」と思っている全ての人へ「大丈夫だよ」と伝える一冊にしたい。

そんな想いで描き始めましたが、絵本作りの難しさに自分自身が苦しみ、たくさんの人に「大丈夫だよ」と声をかけて頂き、自分がいかに周りから支えられて生きているかに気付かされました。

全ての人に感謝を込めた一冊です。